私が我が家を選んだ理由
この記事はブログを立ち上げた当初から書きたいと思っていたのですが、就職が決まりDIY作業が余り進まなくなったこのタイミングとなりました。
付き合っていた頃から、
「いつかは田舎暮らしをしたいね。」
と語り合っていた私と妻は、結婚をきっかけにコツコツと資金を貯め始めました。
お互い夜勤がある仕事での共働き、6畳ワンルームでの節約生活は、限られたスペースを有効に利用する為に、ハイベッドを購入したり、床下を物置にしたりと、工夫しながらの生活で、今思えば楽しかった良い思い出です。
結婚後5年目に長女が誕生したのを皮切りに、6年間で4人の子供達を授かり、ワンルームでは到底生活できなくなった為、2LDKのアパートに引っ越しました。
妻は産休・育休の繰り返しで仕事に出る事も少なくなり、私一人の稼ぎでは資金の増え方も鈍化しましたが、それでも10年目になる頃には都市部に小さな一軒家が購入出来る位にはなっていました。
定年後、田舎に引きこもり、悠悠自適な生活を楽しむというパターンは良く耳にしますが、人生の目標の一つである田舎暮らしを、余生を楽しむ為だけにしか時間を費やせないのは少な過ぎるのと、歳を取って身体も思う様に動かなくなってからでは、出来る事の選択肢が少なくなってしまうであろうと考えていた私は、少なくとも40歳になるまでには田舎暮らしをスタートさせたいと考えていました。
結局1年遅れの41歳になってしまいましたが…
そんな訳で、40歳を迎える1年前からネットで不動産物件を探し始めました。
ほぼ毎日、新着物件をチェックする日々が約2年間続く事になりましたが、良さそうな物件を見付けては、そこに住んで居る情景をイメージしたり、近所に何が有るのかをグーグルマップで調べるのは楽しい作業でした。
以下、私が物件を探した際の条件です。
<国内>
妻は末っ子ですし、私は長男ですが、実家は代々続いたものでは無く両親が1代で築いたものですから、家督を継ぐとかいう面倒な事が有りません。
地球上の何処でも良かったのですが、この世に生を享けて43年、今までパスポートを持った事の無い私、当然の如く日本語しか話せませんので、移住後の生活の事を考えると、国内が無難でしょう。
日本大好きです。
<広い土地>
家庭菜園も楽しみたいですし、実の生る木も植えたいです。
折角の田舎暮らしなのですから、子供達が自転車の練習を出来る位の庭が欲しいものです。
<下水が通っている>
DIY-トイレ編- の記事でも書きましたが、狭小賃貸物件で長期間寝起きしていた私に取って、唯一の癒しの場はトイレでした。
思い入れの有るトイレは、汲み取り式や浄化槽では無く、下水に繋がって居て貰いたいものです。
<予算範囲内>
物件を探していた時期には、移住後の収入の目途など立って居ませんでしたので、借金など以ての他ですし、そもそも無職になる予定の2人に住宅ローンなど組める筈も有りません。
出来る事なら、1年位は収入が無くてもやっていけるだけの金額は残しておきたい所です。
<変わった物件>
いくら田舎の安い土地とは言え、新築の家を建てるとなると都市部であろうが田舎であろうが値段は変わりません。
限りの有る予算内では、自ずと中古物件の中から選ぶ事になります。
それならばその条件を逆手に取って、普通の住宅では無く一風変わった物件の方が面白そうです。
そうです、私は変わり者です…
大体、こんな感じの条件の中から物件を探していました。
そんな中、特に気になった(特殊な?)物件にはこんなものが有りました。
<三重県の廃業したラブホテル>
三重県に行った際に、所在地だけチェックしておいて、外側からだけ見学しました。
廃業してからかなりの時間が経っているのか、外観はかなり荒れ放題。
内装は画像を見た限り、昭和のラブホテルっぽいガラス張りの浴室。
部屋数が多くて、しかも全ての部屋にバス・トイレ完備、居宅にするにはかなり面白そうな物件で、値段も手が届く範囲でした。
が、妻の猛反対(当然?)により断念。
<北海道の牧場(牛込み)>
値段はギリギリ手が届く範囲で、広大な敷地が魅力的な物件でした。
牛も込みですので、
購入した次の日から牧場のオーナーです!
って言うか、牧場の知識の無い私が、このまま購入してはいけない物件でしょう。
牛を売却すれば幾ら位になるのかを調べたりと、かなり気になる物件ではありました。
<国道沿いの車のショールーム>
海岸に程近い、3階建てのこじんまりしたショールーム。
こんな所にショールーム作っても流行らんやろって思える立地条件。
案の定、建物は綺麗な状態で売り出されていました。
この物件の魅力は何と言ってもガラス張りの外壁!
じゃ無くて、柱の少ない構造のズボーンと大きな空間ですので、リフォームするには間取りの自由度が高く、注文建築に近い自分の理想が実現出来そうな所でした。
<瀬戸内海の無人島>
もうここまで来ると移住というよりもサバイバルです。
電気だけは通っている様ですが、値段も1億円位はしていた様に思いますので、到底、手は届きません。
物件代金以外にも初期投資がめちゃくちゃ掛かるでしょう。
候補にも入れられない物件でしたが、ワクワク感を掻き立てる、その島での生活を想像するには楽しい物件でした。
今、ここに上げたのは、かなり変わった物件ですが、元ペンションや旅館、店舗付きの物件を中心に探していました。
そんな時、我が家に出会ったのです。
思い付いた事をダラダラと書いていると、結構なボリュームになりそうです。
という訳で、次回に続く…
----- yuu -----
付き合っていた頃から、
「いつかは田舎暮らしをしたいね。」
と語り合っていた私と妻は、結婚をきっかけにコツコツと資金を貯め始めました。
お互い夜勤がある仕事での共働き、6畳ワンルームでの節約生活は、限られたスペースを有効に利用する為に、ハイベッドを購入したり、床下を物置にしたりと、工夫しながらの生活で、今思えば楽しかった良い思い出です。
結婚後5年目に長女が誕生したのを皮切りに、6年間で4人の子供達を授かり、ワンルームでは到底生活できなくなった為、2LDKのアパートに引っ越しました。
妻は産休・育休の繰り返しで仕事に出る事も少なくなり、私一人の稼ぎでは資金の増え方も鈍化しましたが、それでも10年目になる頃には都市部に小さな一軒家が購入出来る位にはなっていました。
定年後、田舎に引きこもり、悠悠自適な生活を楽しむというパターンは良く耳にしますが、人生の目標の一つである田舎暮らしを、余生を楽しむ為だけにしか時間を費やせないのは少な過ぎるのと、歳を取って身体も思う様に動かなくなってからでは、出来る事の選択肢が少なくなってしまうであろうと考えていた私は、少なくとも40歳になるまでには田舎暮らしをスタートさせたいと考えていました。
結局1年遅れの41歳になってしまいましたが…
そんな訳で、40歳を迎える1年前からネットで不動産物件を探し始めました。
ほぼ毎日、新着物件をチェックする日々が約2年間続く事になりましたが、良さそうな物件を見付けては、そこに住んで居る情景をイメージしたり、近所に何が有るのかをグーグルマップで調べるのは楽しい作業でした。
以下、私が物件を探した際の条件です。
<国内>
妻は末っ子ですし、私は長男ですが、実家は代々続いたものでは無く両親が1代で築いたものですから、家督を継ぐとかいう面倒な事が有りません。
地球上の何処でも良かったのですが、この世に生を享けて43年、今までパスポートを持った事の無い私、当然の如く日本語しか話せませんので、移住後の生活の事を考えると、国内が無難でしょう。
日本大好きです。
<広い土地>
家庭菜園も楽しみたいですし、実の生る木も植えたいです。
折角の田舎暮らしなのですから、子供達が自転車の練習を出来る位の庭が欲しいものです。
<下水が通っている>
DIY-トイレ編- の記事でも書きましたが、狭小賃貸物件で長期間寝起きしていた私に取って、唯一の癒しの場はトイレでした。
思い入れの有るトイレは、汲み取り式や浄化槽では無く、下水に繋がって居て貰いたいものです。
<予算範囲内>
物件を探していた時期には、移住後の収入の目途など立って居ませんでしたので、借金など以ての他ですし、そもそも無職になる予定の2人に住宅ローンなど組める筈も有りません。
出来る事なら、1年位は収入が無くてもやっていけるだけの金額は残しておきたい所です。
<変わった物件>
いくら田舎の安い土地とは言え、新築の家を建てるとなると都市部であろうが田舎であろうが値段は変わりません。
限りの有る予算内では、自ずと中古物件の中から選ぶ事になります。
それならばその条件を逆手に取って、普通の住宅では無く一風変わった物件の方が面白そうです。
そうです、私は変わり者です…
大体、こんな感じの条件の中から物件を探していました。
そんな中、特に気になった(特殊な?)物件にはこんなものが有りました。
<三重県の廃業したラブホテル>
三重県に行った際に、所在地だけチェックしておいて、外側からだけ見学しました。
廃業してからかなりの時間が経っているのか、外観はかなり荒れ放題。
内装は画像を見た限り、昭和のラブホテルっぽいガラス張りの浴室。
部屋数が多くて、しかも全ての部屋にバス・トイレ完備、居宅にするにはかなり面白そうな物件で、値段も手が届く範囲でした。
が、妻の猛反対(当然?)により断念。
<北海道の牧場(牛込み)>
値段はギリギリ手が届く範囲で、広大な敷地が魅力的な物件でした。
牛も込みですので、
購入した次の日から牧場のオーナーです!
って言うか、牧場の知識の無い私が、このまま購入してはいけない物件でしょう。
牛を売却すれば幾ら位になるのかを調べたりと、かなり気になる物件ではありました。
<国道沿いの車のショールーム>
海岸に程近い、3階建てのこじんまりしたショールーム。
こんな所にショールーム作っても流行らんやろって思える立地条件。
案の定、建物は綺麗な状態で売り出されていました。
この物件の魅力は何と言ってもガラス張りの外壁!
じゃ無くて、柱の少ない構造のズボーンと大きな空間ですので、リフォームするには間取りの自由度が高く、注文建築に近い自分の理想が実現出来そうな所でした。
<瀬戸内海の無人島>
もうここまで来ると移住というよりもサバイバルです。
電気だけは通っている様ですが、値段も1億円位はしていた様に思いますので、到底、手は届きません。
物件代金以外にも初期投資がめちゃくちゃ掛かるでしょう。
候補にも入れられない物件でしたが、ワクワク感を掻き立てる、その島での生活を想像するには楽しい物件でした。
今、ここに上げたのは、かなり変わった物件ですが、元ペンションや旅館、店舗付きの物件を中心に探していました。
そんな時、我が家に出会ったのです。
思い付いた事をダラダラと書いていると、結構なボリュームになりそうです。
という訳で、次回に続く…
----- yuu -----
コメント
おもしろ物件(笑)
「理事長の妻」 さんへ
おもしろ物件、本気で探してました。
結局、実際に購入した我が家は、さほどおもしろ物件でも無いのですが…
自分自身、変人だと思っている私ですが、案外、常識人?(妻の猛反対での軌道修正の賜物ですが…)
41歳で仕事を辞めての田舎暮らしには、変人の私にもかなり勇気が要りました。
が、この選択は間違っていなかったと思える幸せを実感しています。
結局、実際に購入した我が家は、さほどおもしろ物件でも無いのですが…
自分自身、変人だと思っている私ですが、案外、常識人?(妻の猛反対での軌道修正の賜物ですが…)
41歳で仕事を辞めての田舎暮らしには、変人の私にもかなり勇気が要りました。
が、この選択は間違っていなかったと思える幸せを実感しています。
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あ、違いました、本気で探してたんですよね(失礼;笑)
yuuさんのお話を伺っていると、
建物の使用方法が既存概念より広がりますね。
応用したいです。
41歳で仕事をやめて田舎暮らし・・・すごい勇気ですね。
奥様やお子さん達との絆の深さを感じます。